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不動産一括査定サイトについて~その②~

不動産売却

こんにちは。鴻巣の不動産業者、ケイナスホーム鴻巣店・CoCoハウスの山河です。
前回(その①)からの続きとなりますが、今回は不動産一括査定サイトの仕組みについて解説していきたいと思います。

前回、サイト運営会社は不動産業者ではないと言いましたが、我々不動産業者はサイト運営会社の顧客になります。
仕組みは、以下のとおりです。

「不動産一括査定サイト」運営会社が、ネット広告で売却を検討しているお客様を集客し、契約している不動産業者へお客様情報(査定依頼)を提供します。不動産業者は、提供されたお客様情報1件あたり10,000円~20,000円位サイト運営会社へ支払います。つまり、お客様情報を「買っている」ことになります。
運営会社は、その1件の情報を複数の不動産業者に送り、各不動産業者から費用をもらっています。例えば1件の情報を10社に送れば運営会社に10万~20万入ることになります。

不動産業者としては、売物件を集める「集客」するためにサイト運営会社と契約し利用しているので、「対価」を支払うのは当然ですし、もちろん悪いことではありません。

問題は、サイト運営会社の集客の仕方(誇大広告・虚偽広告)なんですよね…。

少し個人的な意見にはなりますが、一部のサイト運営会社が儲けるためコストの安いアフィリエイト広告に比重を置き、査定依頼件数を水増しするために「不当な煽り文句」「不当な表示」「不実・虚偽事例の掲載」‥等ガンガン煽りまくり、不動産・自宅の売却など検討もしていない人が多数誘導されて何となく興味本位で査定依頼してしまう、という状況になっています。
つまり、意図せず査定依頼してしまう『ミスマッチ』が多発し、サイト運営会社が虚偽・誇大広告で誘引・査定依頼件数を水増しして売上げを伸ばしているのです。

もちろん、一括査定サイトがすべて「悪」ではありません。優良なサイトもあります。
CoCoハウスでも、現在2社サイト運営会社と契約しています。が、1社は「悪」でした(笑)。広告の内容が、前述のような醜いものでした。もう1社はまじめ(?)なサイトで、売却よりも購入者向けで有名で、エリアを絞っているため月にくる査定依頼(反響)はせいぜい月に4~5件です。それに対して「悪」は同じエリアで上限設定を月12件にしていたところ月初めの3~4日で上限に達するほどです。狭いエリアにもかかわらず1日3~4件査定依頼の反響がくるのです。100%とはいいませんが、ほぼ100%の方が「売る予定はありません、ただ価値知りたいだけ」「連絡来るとは思わなかった」「評価知りたいだけ!なんだよ、45秒で価値がわかるんじゃなかったのかよー」「なんとなく誘導されて…すいません」‥等々、といった反応でしたよ…。
それにしても、広いエリアじゃないのに(2市+α)ああいった誇大広告でこんなにも引っかかるんだぁ、と感心したものです。また、この「悪」は今時珍しい「1年縛り」があり来年春まで解約できないため、現在は反響がほとんどこないように設定をしています。(1日も早く縁切りたい!)

(次回に続く)

鴻巣市エリアの不動産 売るのも買うのも ケイナスホーム鴻巣店・CoCoハウス

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